過食ギャラリー

痩せることは…、痩せすぎることは、わたしのできることの中でいちばん得意なことだった。「わたしってすごく保護された生活を送ってきたのかもしれない」先生は2杯目のコーヒーを淹れるために立ち上がった。「そのことを感謝してないわけじゃない。だけど…」…

燃えるお腹と焼けた喉、弾ける頭を引きずって出勤。ゆうべは1ヶ月振りの炭水化物。まったく…。この日差しときたら!!武道館で涙が止められなかった自分とトイレに篭もっている自分と会社で走り回っている自分…。お互いに分かり合える日なんて来るんだろうか…

どうにもできない。

お正月に何度か。久々の食パン(おいしそうなのがまたたくさん出てる)、お馴染みのコーンスープ、ヨーグルト、板チョコ、クッキーも。 今週のおやつ

半日パソコン。引き継ぎに向けて早くも山積み。後のことを考えたって仕方ない、どんな状況でも売り場は回さなきゃいけないし、回ってくんだから。自分の気持ちの問題なんてものを気にしてたら…。便箋と封筒を選んで、名刺の整理、伝票の束、面談、おおまかな…

くるみパンで終われるわけもなく…。まだ星が光っている表に飛び出して白い息をまきながら、眠くて、うんざりして、くたびれていた。だけど片方では、どんなに欲していて、必要としていて、食べなくてはならないかで洪水だった。耳が痛く、目が乾いて、胸が苦…

昨日 朝:豆乳 昼:青汁、サンドイッチ(レタス、チーズ)、枝豆 休憩中:オニオンスープ 夜:うどん(納豆、かつおぶし、とろろ昆布、わかめ、寒天) 昨日も遅刻しかけてお昼はコンビニ。最近だめだなー。だけど普通食のときのコンビニって本当に買えるもの…

休みの日に予定していたことは、とりあえず全部めちゃくちゃになった。プレゼン資料、図書館、歯医者、部屋の模様替え。その代わりに食べて、食べ、歩き回った。この間の中途半端な量でじりじり弾けていたお腹の底がようやくやっと落ち着いた。正直、ほっと…

昨日も一昨日も難しかった。どこかに寄るのも危険だけれど、このままひとりで自分の部屋に帰るのも恐ろしかった。食べてしまう。食べてしまえる。まだ全然。つい最近までの自分の生活の中に、なくなってしまってさびしいと思うものがたくさんあった。パン。…

「こんなことで傷ついたりしない」これはほんとうだった。もっとも、わたしが何も言わなかった理由がその全てではないけれど。ほかにどうしていいか分からず、手を伸ばして用紙を受け取り、戻って席についた。これは縄張りの問題ではない。愉快な気分ではな…

送りついでにちびと寮のご飯。おにぎりセット300円(鮭と明太子、から揚げ2個、卵焼き、ソーセージ付き)。鮭の方と卵焼きだけもらう。麦も玄米も入っていない真っ白のご飯はどれくらいぶりだろう…。新宿も御茶ノ水も、まだこんなに勇気がいるとは思わなかっ…

一昨日 朝:おかゆ(麦飯、豆腐、しょうが、ねぎ) 昼:青汁、メロンパン二口、麦飯半分、みそ汁(しょうが、のり)、枝豆とうふ 休憩中:おしゃぶり昆布、リプトンピーチゼロ 夜:炒め物(豚肉、春雨、きくらげ、にら、卵)、納豆キムチ 昨日 朝:過食 昼:…

起き上がってむくんだ顔をみた。右の靴下が脱げかけている。白い足…。4時だった。表はまだ青く、街灯がついていた。何時まで食べられるだろう?どのくらい食べても、きちんと会社にいけるだろう?きちんと会社にいって、差し支えなく仕事ができるだろう?「…

52.2キロ(みごと!出せなきゃ当然の結果)年内に4人で集合、は叶いそうにない。ちびと出掛けられるのも、あと何回もないだろう。「食べる時間を必要とするほどには、他人を必要としていないんだね」そうじゃない、と言いたかったけれど、言えなかった。結局…

それでもすべてが無駄に思える瞬間はある。「何の役にも立たないなんてことない。そんなことが問題なんじゃない。わたしにはこの仕事がすごく大事でしょ?あの人たちだってそうだ。だれもそんなには変わらない。みんな似たようなもので、やり方や目に見える…

一昨日の分。 恵みの雨。おかげで入れ替えもなんとか形になり、年賀立ち上げのめどがついた。(というか、つけた。)色々…、思うところはあってもいつものことだし、どこの階も条件は同じなんだよね。ひとつひとつ片付けていくしかない。階段降りたらあの人…

ブリッジのところで会えてしまい、例のごとく業務連絡みたいな会話(まあ、天気の話よりはマシだけど)。向こうはきっとわたしの下の名前も知らないだろうし、もしかしたら管理職と大差ない思考回路の持ち主かも。でもそんなことはどうでもよかった。あの人…

相変わらず恐ろしいのは、過食の最中は不気味なほどあっという間に時間が過ぎてしまうこと。ほとんどものを考えないからだ(もしくは考えずに済むから)。こんなことを続けていたらそれこそ歳だけとって、お金持ち過ぎて頭のおかしくなった国籍不明のおばあ…

「もうすぐ健康診断だからダイエットしないと」隣のグループから声。立ち上がって給湯室に入ると、ポットを置いて蛇口をひねり、音を立てて溜まっていく水を見つめた。自分の気持ちが分からなかった。たとえば…。たとえば、ヘビースモーカーとダイエットコー…

当然だけど時間が足りない。食べ物と運動を失ったら、わたしの一日はまったくの借り物になってしまうの?だけど実際のところ、どっちがマシなんだろう?雨。レインコートで歩く。歩く。音が心地よくて、平らな気持ちになる。あの白い部屋に行くと、ひんやり…

一日が、まるごとゴミ箱行き。

歓送迎会はとにかくまあ…終わってほっとした。全く問題がなかったとは言えないけれど、懐かしいメンバーも駆け付けてくれて、全員がそれぞれと飲み、語って、いい会だった。なんだかんだ言っても皆今の仕事がすきなんだよね。そうだよ。そうでなきゃ。駅まで…

暗い木曜日。ほんの数時間前には大丈夫だと思えたものが、今となっては悪夢のよう。明日になれば鏡の前の姿を嘆いて、せめて今朝の姿だったらと願う。今朝は今朝で、先週の体重と首のラインに焦がれてた。満足することがないならゴールもないし、ゴールがな…

帰れず。不特定多数の他人のいる表から母のいる家に帰って、部屋に入れば自分がやることが分かっていて、それが恐ろしかった。駅ビルはしご。西口から東口までうろうろ。両手にテイクアウトの紙袋をぶら下げて、ロータリーの隅で信号と一緒に入れ替わる人た…

50.2キロ!まったく他人を避けて、筋ばった肩や腕を出して歩きまわり、敵意に満ちた、蔑むような態度を示して今以上に人と知り合いにならないようにするか、部屋のドアを閉めてパンを食べるか。母に何も言わなくさせ、ちびにあんな目をさせて、まるでゴミみ…

フェアの入れ替え、秋ものも少しずつ展開。このメンバーでやれるのも残りあとわずか。引き継ぎに追われてゆっくり話しもできない。棚卸しが終われば皆で一度ご飯でも…やっぱり行くことになるんだろうな。ああどうしよう?幹事をかって出て、店選びからメニュ…

この数時間のためだけにほかの日をやり過ごしているんじゃないだろうか。パン、というかパンの生地。生地があればいい。中のクリームもあんこもジャムも主張しない程度でいい。最近はもうカステラ!カステラを見直しているところ(?)。復刻版?とかいうヤ…

平和が保たれたのはお昼まで。斜め向かいの人がランチパックピーナッツ一袋を食べていく様子を視界の端で見てしまう。上がってきた二人が手にしているホイップが盛られたスタバのフラペチーノを見てしまう。その一切れ、その一口で満腹になるの?そういうも…

ただもうひとつの生活があるというだけのこと。そんなのは誰にでもあるものでしょう。わたしの場合それがこんな風だったというわけ?わたしがどれほど憎んでどれほど必要としているかを言わせたいの?痩せるために諦めたたくさんのこと。太るために諦めたた…

あれからベッドに入ったあとも心許なく、夜じゅうホットケーキを焼く羽目に…。(食べるつもりはなかった。冷凍用)ヨガ。今日は常温のクラス。バランスのポーズがいつも以上にとれない。母用の夕食、明日の昼用の下ごしらえ、洗濯2回、鍋やフライパンも並べ…