ひと月に1、2度はまだサプリの力を借りるし、プロテインも飲むし、時々はファミレスで悪魔に魂を売ってやっぱり狂ったように歩くこともあるし、「本当に今日、食べられるものがあるの!?」と泣きたくなることもあるけれど。

サプリはずっとこれ。ファミレスはジョナサンの神メニュー、お替りホイップ157円。

パンは好きだ。変わらず好き。だけど、スーパーのパンコーナーを飽きるほど見て回っても、この全部を手当たり次第に食べたいとは思わない。思えなくなった。たとえゼロカロリーだとしても。それを少し残念に思う。さみしく思う。

悲しかった。多分これは一つの区切りだ。先生がわたしの人生にしてくれたことをうまく話すことはできない。わたしはこれから何倍もの時間をかけて一生の目標、友人、仕事を決めていかなければならない。

さっきの短い会話が何の役にも立たなかったと分かったあと、何も喋らずに書類を片付けることに決めた。あの人が帰ってくれることを願っていた。でも彼は帰ろうとしなかった。どうしてあの人がこの問題に関わらなければならないのか分からなかった。ゆうべから頭の底がざらついていて、いろんなものが引っ掛かった。じんわりと胸が痛くなるような重苦しさとは別のところで、ほかのことを考えていた。食べる理由も、食べない理由もひとつだ。頭から離れない、この息の詰まるような、溺れているような、柔らかくて強烈な憂鬱感を引きずり出してしまいたい。わたしは相変わらず夢の中に生きているんだろうか。「そうなるかもしれない」世界の中で。